開催地であるスペインとF1グランプリの関係性

スペインでのF1は、1913年にグアダラマ山脈のロードコースで行われたツーリングカーイベントが始まりでした。1923年にカタルーニャ州のシッチェスに初めて欧州のグランプリ規定に沿ったレースが開催され、1926年以降はバスク地方にサーキットコースを移し開催されていましたが、内戦が勃発し長い間中断を余儀なくされました。その後1951年に再開されましたが、内戦の影響で1955年にグランプリが中止されました。1967年に再開し、1968年にはグランプリにも復帰しました。それから1991年まで何度かサーキットは移設され現在はムンマローにあるサーキットに落ち着いています。しかし、ここも2019年からはバレンシアと隔年開催される予定となっています。またスペインでは1か国1開催の原則をすり抜けて違う名称で年に2度グランプリを開催されたこともあります。

スペインのF1レースコースの特徴

現在、スペインでのF1レースグランプリはムンマローのサーキットで開催されています。1911年に開業し、国内外のさまざまなレースに利用されています。そのため、開催レースによってレイアウトが変更されます。F1においては全長4655m、コーナー数は16個あります。低速、中速、高速のコーナーと長いストレート、高低差があるバランスのとれたコースレイアウトでこのサーキットで速いマシンはどこのサーキットでも早いと言われています。また、安定した気候からテストコースとしてもよく利用されます。各チーム豊富なデータを持っており、シーズン中にどれだけ開発が進んでいるかを見定めるのに最適なサーキットです。ただ立地が原因で不安定な風向きがあり、走行するマシンパフォーマンスに大きい影響を及ぼします。

スペインで行われたその他のF1のグランプリ

F1のグランプリは、1シーズンに1か国1開催を原則としています。しかし、ヨーロッパにおいては違う名称を用いて原則を回避し、シーズン中に2回グランプリを行うことがあります。1923年にイタリアで初めて開催されましたが、他地域で行われるはずのレースが何らかの理由でキャンセルされ、緊急の代替として開催されたのが始まりでした。そのため開催は不定期でした。しかし1995年以降はドイツ出身のレーサーの人気を受け、ドイツでの開催が定番となりました。スペインでは1994年と1997年、2000年以降はスペイン出身のレーサーの活躍により2008年から2012年までバレンシアの市街地で開催されました。その後は1か国1開催の原則を徹底されしばらく開催はありませんでしたが、2016年にアゼルバイジャン共和国で再開されることになりました。